カニの通販サイトを探しているとよく見かけるのが「訳あり」
「訳あり」自体はもう一般的な言葉になっていて「何かの理由があって格安」という意味で定着していますね。蟹の通販でもご多分にもれず「訳あり」がとても多くなっています。
今回は、通販で買えるカニの「訳あり」をちょっとまじめに考えてみました。
「訳あり」の理由 【カニの重さ】
蟹の通販で購入するときに必ずといっていいほど見るのが「重さ」
よくありますよね、タラバガニ5kgとかズワイガニ3kgとか。
「訳あり」のカニを購入する場合には、まず、この重さに気をつけましょう。
カニはボイルする(茹でる)ともともと含まれる水分が減るために、ボイルする前に比べて、その重さが毛がにで10-15%、タラバガニだとなんと20-30%も減ってしまうんです。
つまり、タラバガニ5kgと書いてあったとしても、例えば、
A店:10000円(ボイル前)
B店:12000円(ボイル後)
だとすると、A店のタラバガニはボイルすることで30%減るとすればその重さは3.5kgになってしまい、1kgあたりだと約2857円。それに比べてB店は2400円。
びっくりの結果になってしまいます。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「訳あり」の理由 【カニ脚の数】
続いて、カニの脚の数です。
「訳あり」のカニ通販サイトでよく見る表記が、福袋セットや食べ放題セット、カニ脚つめ放題セット、のような商品構成で、その内容が
タラバ蟹足1kg(約8-16本)とか、ズワイ蟹足1kg(約10-25本)
となっているもの。
この時点で危険です(笑)
カニ食べてていちばんがっかりすることってなんですか?
せっかくのご馳走なのに殻ばっかり・・・
鍋から出してつついてみたら身がスッカスカ・・・
例えば、上の内容でタラバの足1kgで8本の場合と16本の場合で「同じ値段」なんです。
ズワイの脚1kgで10本の場合と20本の場合で「同じ値段」なんです。
どっちが得かはわかりますよね。もちろん本数が少ない方。
「訳あり」はこの本数が指定できず、どんなカニが来るかは届いてみないとわからない、そんなカラクリがあるんですね。まあ、とはいっても「訳あり」でも全部ダメってわけではないので上手に見分けて購入するのがいちばん賢いのでしょうが、たくさんある通販ショップの中から探すのは大変なこと。
そこで、訳ありと訳なし、ひとつずつおすすめしておきます。
「訳なし」はココ。かにまみれさんです。
サイトに「こだわり」として「訳なし」とはっきり記載されていますし、重さはボイル後、もちろん冷凍の氷の重さなども含めておらず、脚の数(肩数や杯数)もしっかり書かれています。
一度食べるとみなさんリピーターになるようで、毎年売り切れのペースが早くなっている???急がないと美味しいカニにありつけなっちゃうかも(笑)


「訳あり」はかなり迷ったんですが、浜海道さんをおすすめしておきます。
浜海道さんは基本的には「訳なし」を取り扱っていて、漁や加工の中でどうしても出てきてしまう「折れ」などを「訳あり」として販売されているようなんですね。ですから、もともと「訳なし」のカニがわけあって「訳あり」になった、と(笑)


失敗したくないなら「訳なし」ですよ!